最近疲れやすい…そう感じたら、脳が疲れているのかもしれません。実は脳は、仕事や運動のしすぎ、心の悩みなどをすべてストレスと感じ、それを処理しようと脳の働きが過剰になってしまった時、「疲れた」と感じるそうです。今回は、脳の疲れを溜めず、若々しさを保つ生活習慣についてまとめました。
脳の疲労を癒してリセットするには、良質な睡眠を十分にとることが大切です。眠っている間は、大脳や自律神経も過剰な働きから解放され、疲労回復につながります。さらに、最近の研究で、睡眠は脳の老廃物=アミロイドβを洗い流す働きがあることもわかってきました。この物質はアルツハイマー病発症と深く関わっているといわれているもの。最低でも1日6時間以上の睡眠は確保し、がんばった脳を休めあげたいものです。
睡眠のほかにも、脳の神経細胞を活性化することが健康を保つことにつながります。3つの視点から脳によい生活習慣をご紹介します。
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- (1)有酸素運動+家事を習慣に
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、神経細胞を活性化するホルモンの分泌を促したり、アミロイドβの分解を助けたりするとされています。ただし、過度な運動をすると、脳はストレスを感じてしまうので、「息は切れない」程度を心がけてみましょう。肥満が脳の働きを鈍くするということもわかっているため、運動して肥満を予防するのも大切です。
また、家事をすることは、日々工夫があったり、完了した時の喜びなどをもたらしてくれたりするため、脳にとっては良い刺激となります。できれば、いつもとやり方を変えてみたり、ご夫婦で分担する家事を交互に変えたりすることが、より効果的。日頃から家事をすることは、仕事をリタイアした後も家の中で身体を動かすことになり、脳にとっても良い影響を与えます。
- (1)有酸素運動+家事を習慣に
- (2)コミュニケーション+新しい体験を
人と積極的に会話をすることは、脳の活性化を促します。同じ人達ばかりではなく、時には新しく出会った人、知らない人と会話するこ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・