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コラム

2022.10.20
【インボイス制度】インボイス制度の歴史

インボイス制度の背景

お客様から「今までの請求書からどうしてインボイスみたいにしなければいけなくなったのですか?何の意味があるんですか?」素朴な質問をいただきました。不意なタイミングでもありましたので、苦し紛れの回答になりました。「それは、あなたが生まれる十年も前の話ですが・・・」
事は、1987年に廃案になった売上税になります
当時の私は税務署に勤務していて、まさにこの売上税の準備要員として配属されましたので、一年後の消費税を含め今でも印象に残っています。
売上税が廃案になった理由は、端的に言ってズバリ「インボイス方式だと申告所得をごまかしていたのが出来なくなる。」です。
もちろん、他にも理由は諸々とありますが、税制の抜本的改革を目指した売上税は大きな波乱をよびました。統一地方選挙では自民党は惨敗におわり、衆議院予算委員会で売上税を含む昭和62年度予算案を自民党が強行採決。
対して野党側は牛歩戦術で抵抗した結果、売上税は廃案になったのです。
この売上税を骨抜きにしたのが消費税であり、インボイス方式は一旦は外され、消費税法は短期間で可決された経緯があります

税務署の収入捕捉率とインボイス制度

このように、インボイス方式は突然出てきたものでもなく、売上税法が廃案から形を整えてきたといった方が正確かもしれません。
当時以前は税務署の収入の捕捉率を揶揄して、「トー・ゴー・サン・ピン」と言われ、サラリーマンはごまかしができない10割の捕捉、事業者は5割、農家は3割、政治家は1割と表現されたのです。
この差はあまりにも理不尽で不公平との理由から「サラリーマン裁判」と呼ばれる訴えもあったわけです。現在ではインボイス(適格請求書)は「電子インボイス」と言われており、近くでは「デジタルインボイス」が発表されるように聞きました。

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